「ブランコ」 「折り紙」 「木登り」 「登り窯」 「屏風」 「竪穴式住居」
これらはすべて谷尻さんの建築のモチーフとなったもので、会場では模型と併せて紹介しています。どれも日常にあるものばかり。それらがどう建築に繋がるのか、想像もつきません。
谷尻さんが会場にいらっしゃる時、
「僕にこの紙を渡してみて下さい」と言って、お客様に紙を渡しているのを見たことがあります。言われた方はびっくりして、渡された紙を受け取り、戸惑いながら谷尻さんに渡します。
皆さまも近くに紙があったら、それを人に渡すつもりで持ってみてください。
多くの人が、真ん中を軽く曲げるように持つのではないでしょか。
そうやって持つと紙の強度が増し、相手が受け取りやすいと知っているからです。
私たちはごく自然に、建築学的な行為を行っているのだと谷尻さんは言います。
場内の作品も、モチーフとなったものやその理由を知った上で見てみると、
また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。

ちなみに右の写真は、「ブランコ」のフレームのような骨組みの「毘沙門の家」。
こうする事で、不安定な斜面に建つ家でも揺れに強い、安定した建築を実現しています。
「『ブランコの家』が好きでした」
「『木登りの家』は小動物のような気分になれそう」
など、身近にあるモチーフを楽しみながら、それぞれの家を記憶している来場者も多いようです。
皆さまもぜひ、会場でお楽しみ下さい。
☆谷尻誠展は6/8(日)まで!