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会場の様子をいち早くお届けします!
隈研吾×ローランド・ハーゲンバーグ トークイベントレポート 番外編
隈研吾氏とローランド・ハーゲンバーグ氏のトークレポート、最終回の今回は、質疑の模様をお届けします!学生さんが多く、質問の答えからお二人の学生時代が垣間見られました。


—お二人の学生時代と現在との、学生を取り巻く環境の変化は?

ローランド・ハーゲンバーグ氏(以下、R):私が学生の頃のヨーロッパは、情報はトップダウンで受け取るだけでした。いまは、情報に対して双方向の関係があるように思いますね。

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隈研吾氏(以下、K):そうねぇ。君たち(会場にいた学生さんたち)がトップダウンと感じているか、双方向と感じているのか聞いてみたいんだけど。確かに、インターネットが来る前は、建築雑誌が権威に支えられた中心にあり、どうしてもトップダウン的だった。でもいまは、インターネットがある割には、まだみんな回りを気にしているなぁって感じが。下の方から何か起こしていけば面白くなると思うんだけど。

R:私はインターネットについては懐疑的なんだけれど、たくさんある情報の中から「選ぶ」という行為をしている。情報の選択肢を示してくれる指導者がいないのではないでしょうか。

K:さっきも出たコーチという概念がすごく重要になるかも。先生というのではなく、コーチのように一緒にやる人が必要。先生としての1時間のレクチャーは大変だけど、一緒にワークショップをやると、こっちも構えなくていい。今日紹介したものはほとんど、学生とワークショップみたいにしてつくったものですよ。



—学生時代にやっておいたほうがいいことは?

R:将来どんな家に住みたいか、どんな風に住みたいかを考え始めること。どんな家に住むかは、自分自身を作り上げるものだと思いますね。

K:僕の家は、元々小さくて増改築していったもの。その時にね、おっかない父だったけど、家のことは、こういう間取りにしようとか、壁は白いペンキを塗ろうとか、家族会議で決めてくれた。どういう家がこれから住むべき家かな、って子どものうちから考えていて、今もずっとやってる気がする。それから、語学はやっといた方がよかった。中国語やフランス語を話せたらどんなに世界が広がっただろう、って今思ってる。これから、日本の建築家の仕事はどんんどんなくなってくるから、中国や台湾での仕事が重要になるかもしれない。絶対言葉は勉強しといた方がいいと思うな。



—最も素晴らしいと感動された建築は?

隈研吾×ローランド・ハーゲンバーグ トークイベントレポート 番外編_f0023676_11194773.jpgR:一番好きなのは、ヨーロッパの古城ですね。今までのお話の中では、シェルタイプの建築に入ると思いますが、現在のシェルタイプの建築とは違って、古城にはロマンティシズムが感じられる。ディズニーランドのお城に感じるような、おとぎ話のような魅力がある。生活の色々な要素を含んでいて、面白いですね。

K:面白いですね、お城。色んな要素がある。僕はね、学生の頃から色んな建築を見て回るのが好きで、見まくりました。フランク・ロイド・ライトの落水荘を見たときは感激しちゃってね。森の中のロケーションに、まずやられる。ライトの建築は、ライトファンのボランティアさんが説明してくれる。その人がライトのことが好きで好きで、こんなにライトはすごかったんだよ、ってことを伝えてくれるんです。あぁ、死んでからこんなにたっても、愛され尊敬されてるんだってことにも感動しちゃった。


3回にわたってトークの模様を一部ご紹介して参りました。アルティアムでは、隈研吾氏はじめ、9組の建築家たちが「未来建築」として提案する作品の模型、スケッチや、ローランド・ハーゲンバーグ氏がインタビューした映像などを展示中。「未来建築」について、考えるきっかけとなる展覧会となっています。是非、ご来場ください!


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未来建築 日本からオーストリアへ
開催中~2010年1月11日(月・祝)
※12/31、1/1は休館

【参加建築家】
青木淳、藤本壮介、伊東豊雄、山下保博、藤森照信、妹島和世+西沢立衛/SANAA、隈研吾、
原広司、アストリッド・クライン+マーク・ダイサム/クライン ダイサム アーキテクツ
【ビデオ】ローランド・ハーゲンバーグ
by artium | 2009-12-18 11:28 | 未来建築


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