会場の様子をいち早くお届けします!
カテゴリ:青森県立美術館展( 9 )
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』団体入場レポート
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』たくさんの方にご来場いただいています。ありがとうございます。
会期は 5/26(日)まで、終了間近となってきました。まだ観ていないという方はお見逃しなく!
明日 5/21(火)は休館日ですので、ご注意ください。

さて先日、大学で芸術を学ぶ生徒さんたちの団体入場がありました!
f0023676_1123038.jpg
当ギャラリーディレクターが展覧会の解説をしました。
今回は先月入学したばかりの1年生の授業の一環ということで、ディレクターのお仕事についてやギャラリー・美術館での鑑賞のマナーなども少しお話ししました。

青森県立美術館の紹介や各作家・作品の解説を行い、熱心に聴いていただきました。
解説のあとは自由に作品鑑賞です。
f0023676_1123950.jpg
作品について話しをしたり、興味がある作品を熱心に観たり、メモをとったりしていました。
f0023676_11231596.jpg



≪展覧会団体入場について≫
三菱地所アルティアムでは、お得なクーポンチケットを利用した入場料団体割引を実施しております。授業や文化教育の一環として、ぜひご利用ください。
お問合せ・お申込みは三菱地所アルティアムまで。(Tel 092-733-2050/Mail info@artium.jp)
※必ず事前にご連絡をお願いいたします。


・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]
★トークイベント予約受付中!詳しくはコチラ

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-05-20 14:32 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』ギャラリートーク/レポートその⑤
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』開催中です!会期終了間近となってきました。5/26(日)までです。まだ観ていないという方はお見逃しなく!
(5/21は休館日ですので、お間違えないようお越しください。)
さて今回の青森県立美術館学芸員によるギャラリートークレポートその⑤は、、、お待たせしました<奈良美智、馬場のぼる>です!


(以下はギャラリートーク<トーカー:青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さん>の内容を一部抜粋・編集したものです。)
■奈良美智
みなさんもうご存知だと思います。青森県立美術館の奈良美智のコレクションは1990年代半ばの作品が多いです。熊本市現代美術館の展覧会(『君や僕にちょっと似ている』※既に会期終了)は新作が中心ですが、奈良美智のキャラクターが固まってきた時期が1990年代半ばで、その頃の作品を多く所蔵しています。今の作風とはかなり違っています。そういったところを見比べていただいて表現やマチエールの違いを観ていただければ面白いと思います。エッチングの作品は彼の自画像のようです。立体作品も初期の作品です。ご自身でFRPの加工もされていて本人が仕上げて作っているということです。手業も感じていただけたらと思います。

■馬場のぼる
青森の岩手に近い三戸町出身の漫画家です。昔、NHKの連想ゲームに出ていて、ひげをはやして細身の飄々とした感じの方です。ご存知という方も多いかもしれません。もともとは漫画家で手塚治虫さんの大親友でもありました。その後、絵本を手がけるようになって、代表作は「11ぴきのねこ」という読み継がれているベストセラーの絵本です。実は「11ぴきのねこ」には原画が残っていなくて、展示はカレンダーの原画です。こういったものしか残っていないので大変貴重です。

■さいごに
こうやって観てみると青森出身の作家は他ではあり得ない、個性的で少し変った活動をしている方が非常に多いです。青森県立美術館では一部屋に一作家を展示していますが、本展では全作家が一部屋に入っています。全体をみるとそれぞれ表現は違ますが、共通するものがあるような気がします。棟方志功の30年後に成田亨が生まれ、その30年後に奈良美智が生まれています。戦後のビジュアルのアイコンは実は青森が作ってきたのではないか、そう言えるとも思いますし、青森的なドロドロした得体の知れない訳の分からなさというようなものも、こうして全作家をひとつの空間に入れるとみえてくるものもあるように思います。青森県立美術館は青森を考えるための施設でもあります。青森を存分に味わっていただけると思います。ぜひ東北に旅行される際は青森県立美術館に遊びにきていただけたらと思います。本当にいいところです。


f0023676_1633087.jpg
ニャゴ!ニャゴ!ニャゴ!ご来場お待ちしていま~す☆


・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]
★トークイベント予約受付中!詳しくはコチラ

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-05-17 16:34 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』ギャラリートーク/レポートその④
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』開催中です!(~5/26まで)
さて青森県立美術館学芸員によるギャラリートークレポートその④<工藤哲巳、沢田教一、村上善男>です!


(以下はギャラリートーク<トーカー:青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さん>の内容を一部抜粋・編集したものです。)
■工藤哲巳
工藤哲巳は1950年代終わりにデビューした日本の作家です。1960年代は反芸術、アンチアートの時代と言われました。反芸術を代表する作家の一人です。彼は1960年代の初頭からパリに渡り、ヨーロッパで活躍しました。1980年代半ばに日本に戻ってきて東京芸術大学教授に就任しましたが、2年ほどで残念ながら50代でお亡くなりになりました。パリでヨーロッパの当時の社会を批判する作品を数多く手がけました。工藤哲巳は自分の作品のことを社会評論のモデルだと言っていますが、アートというメディアで社会批評を行った作家です。今年の秋から国立国際美術館(大阪)、東京国立近代美術館、そして来年青森県立美術館で、20数年ぶりに、本格的な大規模回顧展が開催されますので大阪、東京、青森のどこかでご覧になっていただけたらと思います。
f0023676_1458217.jpg
▲工藤哲巳の作品の前で解説中。
「あなたの肖像ー工藤哲巳回顧展」巡回スケジュール
◆国立国際美術館 2013年11月2日[土]-2014年1月19日[日]
◆東京国立近代美術館 2014年2月4日[火]-3月30日[日]
◆青森県立美術館 2014年4月12日[土]-6月8日[日]


■沢田教一
沢田教一はドラマや映画にもなって有名な報道カメラマンです。青森出身です。ベトナム戦争に取材をして、一番有名な作品はこちらに展示している『安全への逃避』です。この作品でピュリッツァー賞を受賞して、一躍世界的な写真家になりました。残念ながら、プノンペンで銃弾を受けて30代半ばで亡くなられました。奥様がご健在で青森の弘前市に、つい先日までレストランを経営されていて、当時かぶっていたヘルメットやライカのカメラなども見ることができました。

■村上善男
村上善男は生まれは盛岡ですが青森県ゆかりの作家として紹介をさせていただきました。青森の弘前大学で長く教鞭を取られていたことと、お父様が青森出身で半分青森の血が流れているということで青森ゆかりの作家です。
福岡に菊畑茂久馬という美術家がいて、よく比較されます。それぞれ地方にいて風土を強く意識した作品を制作し、美術だけではなく文筆もします。
展示作品は古文書を裏返しに貼り、陣取りゲームに見立てた架空の地図です。弘前の寒沢町に見立てて点と点を打った釘打ちシリーズの一つです。作品にある乳白色や朱色は東北の色彩感覚に裏打ちされたものです。鳥居の赤は、福岡で見ても赤としか思わないと思いますが、青森で雪の中に鳥居が立っているとものすごく朱色が鮮明に目に入ってきます。村上義男の作品を通して東北の風土について考えてみると、色彩感覚の違いを想像していただけるのではないかと思います。


f0023676_1518969.jpg
作品を通して土地の違いを感じられるなんておもしろいですね。

ギャラリートーク/レポートはまだまだ続きます。お楽しみに!


・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-05-11 13:24 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』ギャラリートーク/レポートその③
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』開催中です!(~5/26まで)
さて青森県立美術館学芸員によるギャラリートークレポートその③<今純三、棟方志功、寺山修司>をお届けします。

(以下はギャラリートーク<トーカー:青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さん>の内容を一部抜粋・編集したものです。)
■今純三
今和次郎の弟です。今和次郎は“考現学”という学問を創始した人物です。過去に青森県立美術館で展覧会を開催しました。菊地敦己がデザインしたポスターも最初の部屋に展示しています。“考現学”は“考古学”に対して、昔のことではなく現代を収集して考える学問です。今和次郎の活動のきっかけは関東大震災でした。震災でそれまで当たり前に生活していた日常がなくなってしまって新しい価値が生まれ出しました。その過程を記録すべきだと考えたのです。“考現学”に則って作った弟・今純三のスケッチは、ごくありふれた、それまで誰も気にも止めなかったものをしつこく丁寧に記録をしています。当時の風俗が細かくよく分かる非常に面白いものです。

f0023676_13235939.jpg
■棟方志功
説明しなくてもこのイメージを見れば棟方志功だと分かります。版画がよく知られていますが、今回は肉筆、倭画を持って参りました。版画は見たことがあるかもしれませんが、肉筆はなかなか見る機会がないので是非ご堪能ください。棟方志功といえば牛乳瓶の底みたいな眼鏡をかけて板にものすごく目を近づけて彫っているイメージがありますが、実はモダンボーイです。東京に出た直後は長髪でパーマかけて本当におしゃれです。我々が持ってる志功のイメージとはまったく違います。
晩年の風貌は自己演出をしていたと思います。志功はすごく戦略的なのです。自分をどう演出していくかということに長けていました。実は青森の人はそういうところがあります。寺山修司も自らを演出しています。そういう人物が多くて面白いなあと思います。


■寺山修司
寺山修司といえば、詩人であり俳句を詠み、映画を撮り、劇団を主宰というマルチに活躍したアーティストです。(会場奥で流れている)映像は実験映画などを編集したもの、また寺山修司が作詞した歌謡曲など、当時「天井桟敷」で彼の片腕であった森崎偏陸が編集をした「青少年のための寺山修司入門」の映像です。壁には「天井桟敷」のポスターです。今では大御所ですが、当時はまだ若かった横尾忠則、宇野亜喜良、及川正通といった若い才能を発掘して育てるということが得意だったようです。映像の部屋では独特の寺山ワールドを作り上げています。劇中によく出ていた大山デブ子をモチーフにした人形も展示しています。寺山修司は今年没後30年です。これから全国各地でイベント等も多数予定されているようです。今年は再ブームになる予感がします。

f0023676_15532032.jpg
▲会場内の寺山修司展示風景。寺山ワールドにどっぷり浸かれるスペースです。壁面のポスターや人形もお見逃しなく。(※寺山修司映像作品 全22分44秒) 
トークの中でもお話しがありましたが、今年は寺山修司 没後30年。そして本日5月4日は命日です。30年経っても色褪せない偉大な才能に是非触れてみてください。


ギャラリートーク/レポート次回もお楽しみに!


・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-05-04 16:21 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』ギャラリートーク/レポートその②
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』開催中です!(~5/26まで)
ゴールデンウィークは後半に突入しました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

またまたお待たせいたしました。青森県立美術館学芸員によるギャラリートーク/レポートその②<成田亨>をお届けします!
本展は2つのテーマで構成しています。一つはレポートその①でご紹介した“セクション1 建築 V.I.”、そしてもう一つは今回ご紹介する“セクション2 コレクション”です。
青森県立美術館はなんと3,500点を超えるコレクションを所蔵していますが、本展では選りすぐりの作品を“持ってきました”。

(以下はギャラリートーク<トーカー:青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さん>の内容を一部抜粋・編集したものです。)
■コレクションについて
青森県立美術館のコレクションは青森県にゆかりのある作家の作品を中心に集めています。多くの美術館の常設展は、近代以降の洋画や日本画の流れといった展示構成をしていると思いますが、青森県立美術館はそのような美術史の流れが分かるような展示にはなっていません。青森ゆかりの作家を一作家一部屋で、個展形式で展示をしています。なぜかというと、青森出身で近代以降の美術史の流れの中に組み込めるような作家が実はあまりいないからです。むしろ抜け落ちています。サブというか本流の少し脇からちょっと茶々を入れるような作家が多いように感じます。それは棟方志功、寺山修司、成田亨、そして奈良美智もそうではないでしょうか。こういった青森の個性を紹介するには個展形式の方がより見えてくるのではないかと展示しています。青森県立美術館は企画展よりも常設展の方がお客さんが入る珍しい美術館です。


■成田亨
皆さんは、成田亨という名前をご存知の方はあまりいないかもしれませんが、彼の仕事は日本人であればみんな知っていると思います。ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブンのヒーロー、怪獣、それから宇宙人、メカをデザインしたのが成田亨なのです。とはいうものの特撮の仕事をしていたわけではなく、元々は彫刻家です。当時昭和20年代、彫刻ではなかなか食べていくことができず、生活が厳しいという中で特撮技術の仕事をアルバイトとして始めました。だんだんそちらの方が忙しくなり本業になってしまいました。ただ、晩年まで彫刻作品それから油絵も手がけています。
成田亨以前というのは、ゴジラやキングコングなどがいましたが、ただゴリラを大きくしただけというものがいわゆるモンスターでした。ウルトラマンやバルタン星人のようなヒーローや怪獣のデザインにおいて、成田亨は独自の新しい形を生み出しました。彫刻家なので形にこだわり、誰も見たことのない新しい形を作り様々な怪獣たちが生み出されていったのです。成田亨の描くウルトラマンにはカラータイマーがありません。なぜかというと、宇宙人の服ではなくて生身の宇宙人の体という意識で作っているからです。だから、胸に光るメカニカルなものがついているのはおかしいと最後まで抵抗したそうですが、3分しか変身できないという物語の演出上、そうなってしまいました。ウルトラマンやウルトラセブンなどのヒーローは極力シンプルに、そして怪獣はどちらかというと雑多にするという大きなコンセプトでデザインをしています。そして色々なものを引用しています。例えば植物図鑑やファッション雑誌などに目を通して面白いと思ったものを怪獣デザインの中に取り込んで、くっつき合わせています。例えば‘バルタン星人’は蝉とはさみというのはすぐ分かりますが、‘カネゴン’は頭は貝、口にはがま口のチャックがあります。そして体のフォルムは当時、奥さんが妊娠していたために、妊婦さんのフォルムが造形的に面白いということで怪獣のデザインにしています。‘ダダ’は当時1960年代に流行っていたオプ・アートという国際的な芸術動向のような当時の最先端のアートの動向をデザインの中に取り入れています。そういうことができるのもやはり彫刻家としての資質があったからではないでしょうか。テレビ番組のキャラクターデザインとしてではなく、芸術家の仕事としてウルトラ怪獣原画をご紹介しています。


f0023676_19103884.jpg
トーカーの青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さんが成田亨さんのご担当ということで、かなり熱くお話しいただきましたが、割愛させていただきました。もっと知りたいという方はUSTREAM「あおもり県庁なうSPおでかけ版・成田亨の世界」で成田芸術の魅力がたっぷりと紹介されていますので、ぜひこちらもご覧になってみてください。


ギャラリートーク/レポートはまだまだ続きます。お楽しみに!


・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-05-03 17:15 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』ギャラリートーク/レポートその①
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』開催中です!(~5/26まで)毎日たくさんのご来場ありがとうございます。
初日に青森県立美術館学芸員によるギャラリートークを開催しました。大変お待たせいたしました。レポートをお届けします!

f0023676_103165.jpg
▲トーカー:青森県立美術館学芸主幹/工藤健志さん


(以下はギャラリートークの内容を一部抜粋・編集したものです。)
皆さんこんにちは。青森県立美術館学芸員の工藤と申します。よろしくお願いします。さて、青森には“工藤”という苗字が多く、今回もコレクションの中に工藤哲巳がいますし、今回は展示作品持って来ていませんが、日本画家で工藤甲人という方がいたり、有名なパン屋さんで工藤パンがあったりします。僕も工藤なのですが実は青森ではなく福岡の出身で、久々に福岡に帰って参りました。

f0023676_12252868.jpg
▲ギャラリートーク会場内

さて、今回のタイトルは『青森県立美術館展』です。“○○美術館コレクション展”というのはよくあると思いますが、「美術館展」というのがミソで、非常に珍しい試みです。青森県立美術館は、建築的に風変わりな美術館で、空間までできる限り再現して美術館を丸ごと持ってきましょうというコンセプトでこの企画がスタートしました。

■セクション1 建築 V.I.
最初の部屋には、青森県美術館の空間を再現しました。建築家は青木淳さんという、建築家の磯崎新さんのアトリエにもいらっしゃった方です。コンペで最優秀をとり、設計をすることになりました。このコンセプトスケッチを見るとわかるのですが、土を掘り込んだら溝ができます。その溝に上から白いキューブをガボっと被せるというコンセプトの美術館です。美術館の隣にある「三内丸山縄文遺跡」という縄文の巨大な遺跡の発掘現場を青木さんが実際に見て、着想を得て設計されました。土の壁や床に白い構造体が降りてきています。☆美術館内の様子のイラスト映像が流れています。
部屋の中は真っ白です。壁も床も、なるべく展示の邪魔になるものはなくして、ホワイトキューブの状態です。作品がよく映えるという美術館の一つの大きな特徴になっています。本展では天井までは白くできませんでしたが、壁と床を白くしました。
f0023676_11481318.jpg
▲普段は木目の床なのですが白く、壁もより白くなりました!まぶしい空間です。


デザイナーの菊地敦己さんが V.I.(ヴィジュアル・アイデンティティ)を担当しています。彼は「装苑」という雑誌のデザインをしています。“青森フォント”という、オリジナルのフォントを美術館のために菊地さんが作ってくれました。漢字も英語もひらがなもカタカナも全部、この青森フォントで統一しています。簡単なルールです。水平線と垂直線と斜め45度というこの3つのルールだけでフォントが設計されています。このルールで文字や案内サイン作っています。東京などでも最近カクカクした文字が多いと思うのですが、この流行のきっかけを作ったのがこの青森フォントです。建築もV.I.も評価をいただいております。案内サインまで含めて青森県美術館を味わっていただきたいと思います。
f0023676_1426501.jpg
f0023676_15362462.jpg
▲案内サイン。いつもの注意書きだとお見逃しなく。どうぞ細かく隅々までお楽しみ下さい。


ネオンサインは美術館のロゴマークです。方位の北です。青森なので“北”、それから英語の“A”。それから“木”をイメージしています。これも菊地さんがデザインしたもので、美術館の外壁(入口の上)にネオンサインがたくさんついています。建物が真っ白で、雪が降って吹雪くと見えなくなります。見えなくなると困るので、ネオンサインをつけて、入口が分かるようにしています。


ユニフォームはミナ・ペルホネンのデザインです。今回監視スタッフが着ていますが、青森県美で着用しているユニフォームです。水色と茶色というのが美術館のカラーです。ミナ・ペルホネン定番のタンバリンというテキスタイルですが、下の方は継ぎはぎをしています。2006年の開館から7年経ち、だんだんユニフォームが傷んできましたが、新品に取り替えずに、ほつれたところに端切れを継ぎ足してリメイクをして使っています。青森には有名なこぎん刺しという伝統工芸があります。仕事着が破れるとそこに当て布をして長く使っていきます。そういったところに共通の想いがあります。一つとして同じものはありません。


f0023676_1448196.jpg
▲ネオンサインとミナ・ペルホネンのユニフォーム。昨年、当ギャラリーで展覧会『minä perhonen 1995→』を開催し大好評だったミナ・ペルホネン。スカイツリーのユニフォームを手掛けたことで話題でしたが、初めてのユニフォームデザインはこの青森県立美術館のものだったんです。ミナ・ペルホネンがお好きな方は必見です!


青森県立美術館は他では味わえない、体験できない空間ですので、ちょっと遠いですけれども旅行で、ぜひ青森県美に遊びにきていただきたいと思います。


f0023676_1603064.jpg
▲受付の様子もいつもとは違う雰囲気です。入口から見た会場内はお洋服の展示?と間違われる方もいらっしゃいます。奥にコレクションが展示されています。コレクションについてのギャラリートークの様子はまた次回お伝えしますので、お楽しみに!



・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可


≪Exhibition Line-up≫
東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。
[PR]
by artium | 2013-04-25 12:41 | 青森県立美術館展
2013年度 年間フリーパス『ARTIUMカード』のお知らせ!
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』がスタートしました!(~5/26まで)
初日には青森県立美術館学芸員によるギャラリートークを開催しました。悪天候の中、たくさんのお客さまにお集まりいただきました。本当にありがとうございました。
こちらのレポートは後日報告いたしますので、お楽しみに。


さて、『ARTIUMカード』のデザインが新しくなりました!
2013年度は夫婦で活動中(福岡市在住)のグラフィックデザイナーOKADAN GRAPHIC (オカダン グラフィック)のデザインです。
f0023676_1438410.jpg
©OKADAN GRAPHIC 
一般 2,000円 / 学生 1,500円  (継続更新は 一般 1,800円 / 学生 1,300円)
ホワイトキューブで繰り広げられる様々な展示を観客の皆様に御覧頂く姿をモチーフにしています。

『ARTIUMカード』とは・・・
◆お得な年間フリーパス。
ご入会月より1年間、ご本人様に限り何度でもご入場いただけます(展覧会によっては一部対象外となる場合があります)。
◆展覧会のチラシと招待券(2枚)をいち早くお届け!
招待券を使って、お連れ様も2名様まで無料でご入場いただけます。
◆各種イベント、展覧会にご招待、割引券などによるご優待!
◆ご希望の方には、展覧会のポスターを差し上げます。(展覧会によっては一部対象外となる場合があります。品切れの際はご容赦ください。)

そして、、今年度より新しく開始する特典があります!
◆カードご提示でギャラリー併設ショップ「AO」にて5%割引いたします。
展覧会を楽しんだ後には関連グッズが欲しくなってしまいますが、『ARTIUMカード』があればお得にお買い物していただけます!(既にご入会の方にも適用されます。お持ちのカードをご提示ください。)
詳しくは >>> ◇アルティアムWEB  または、アルティアム受付でお尋ねください。


・・・・・・・・・
≪Exhibition Line-up≫
青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます
開催中 - 5月26日[日]
※休館日:4/16[火]、5/21[火]

東松照明 時を削る
6月1日[土] - 7月7日[日] 
※休館日:6/18[火]

Art Toys World からくりおもちゃの世界展
7月13日[土] - 8月25日[日] 
※休館日:なし

※展覧会の内容・日程は変更になる場合がございます。詳細は今後の案内物やWEBにてお知らせいたします。


これからも最先端の様々なジャンルのアートを福岡から発信して参ります。『ARTIUMカード』で年間を通して観ていただくことで、新たな世界が広がるかもしれません。ぜひご活用くださいませ。



・・・・・information・・・・・
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 開催中 → 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は4/16[火]、5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可
[PR]
by artium | 2013-04-11 16:21 | 青森県立美術館展
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』関連イベントのお知らせ
明日[4/6(土)]から『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』がスタートします![~5/26(日)まで]
本州最北端の地「青森」からは、いわゆる「芸術」の枠組みに収まりきれない多彩な才能が生まれ、時代の表現を大きく変えてきました。本展では、青森県出身の作家や、青森とゆかりのあるユニークなアーティストの作品に加え、建築的にも活動的にも従来型の美術館から大きく抜け出た「青森県立美術館」の魅力をご紹介します。コレクションのみならず、案内サインやフロアスタッフのユニフォーム等を含めた展示空間が、丸ごと福岡で再現されます。

「セクション1:建築・V.I.」
青木淳(設計者)、菊地敦己(V.I.設計者)、ミナペルホネン(ユニフォームデザイン)、鈴木理策(建築写真)
「セクション2:コレクション」
今純三、棟方志功、馬場のぼる、成田亨、村上善男、寺山修司、工藤哲巳、沢田教一、奈良美智、宇野亜喜良、横尾忠則、及川正通、土井典


さて、本展では関連イベントとして、青森県立美術館学芸員によるギャラリートークを開催します。
◆ギャラリートーク
日時:4月6日(土) 14:00-15:00
トーカー:工藤健志(青森県立美術館学芸主幹)
会場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(観覧チケットが必要です。)※予約不要


作品や作家についてより深く知る貴重な機会ですので、是非ご参加ください!

青森県立美術館のブログで本展についてご紹介いただきました。「あおもり県庁なう」という平日夕方USTREAMで生配信している番組に今回トークしていただく工藤健志さん(青森県立美術館学芸主幹)が出演されています。福岡ではあまりなじみのない青森の方言でのやりとりが温かくて郷土愛がたっぷり感じられます。ますます展覧会が楽しみになりました。展覧会を観る前の予習に是非ご覧になってみてください☆

また本展でコレクション作品として数点展示予定の奈良美智さんは福岡のご近所・熊本で現在、個展が開催されています!「奈良美智 君や 僕に ちょっと似ている」という展覧会です。横浜美術館を皮切りに青森県立美術館を巡回し、熊本市現代美術館では4月14日(日)まで開催中です。
(個展についての詳細は熊本市現代美術館へお願いします。)
本展では1994年の立体作品など昔の作品を展示しますので、熊本市現代美術館の新作と併せて一緒に観ていただくとより楽しめそうですね!


・・・ただいま設営中です!
f0023676_1673663.jpg



・・・・・information・・・・・

『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』
■日時: 2013年4月6日[土] - 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      ※休館日は4/16[火]、5/21[火]
■入場料: 一般400円、学生300円 高校生以下無料、再入場可
[PR]
by artium | 2013-04-05 16:32 | 青森県立美術館展
次回予告『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』&関連イベント
『PIECE OF PEACE ―「レゴ®ブロック」で作った世界遺産展PART-3―』がスタートしました!(~4/1まで)世界遺産条約採択40周年を記念し、「PIECE OF PEACE―『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3―」です。
かけがえのない地球のたからもの「世界遺産」を世界中で愛されている玩具・レゴ®ブロックで作るチャリティアート展です。展覧会期が短いですので、皆さんお見逃しないようにご注意下さい!

・・・・・
さて次回の展覧会は、
『青森県立美術館展 コレクションと空間、そのまま持ってきます』です。
詳細は三菱地所アルティアムwebサイトをご覧下さいませ。>>◆こちら

f0023676_10474030.jpg
鈴木理策 「青森県立美術館」 2005-2006年 青森県立美術館寄託 Risaku Suzuki / Courtesy of Gallery Koyanagi

◆日時:2013年4月6日[日] - 2013年5月26日[日]
 OPEN 10:00-20:00      休館日は4/16[火]、5/21[火]
◆入場料:一般400円、学生300円 ※再入場可、高校生以下無料
≪関連イベント≫
◆ギャラリートーク
日時:4月6日(土) 14:00-15:00
会場:アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(観覧チケットが必要です) ※予約不要


・・・・・information・・・・・

『PIECE OF PEACE ―「レゴ®ブロック」で作った世界遺産展PART-3―』
■日時: 開催中 - 2013年4月1日[月]
 OPEN 10:00-20:00      ※会期中は休館日なし
■「レゴ®ブロック」で作った世界遺産展会場:
・パルコファクトリー(福岡パルコ8F) 
 10:00~20:30(入場は閉場の30分前まで・最終日は16:00閉場)
・三菱地所アルティアム(イムズ8F)
 10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで・最終日は16:00閉場)
※ イムズプラザ(イムズB2F) にも、世界遺産展モデルを一部展示しています。
■共通入場料:
大人400円(中・高校生含む) 
小学生200円 
小学生未満無料・アルティアムカード会員・パルコエスカード会員無料
※1枚の入場券でパルコファクトリー・三菱地所アルティアム両会場へご入場いただけます。
※入場券はパルコファクトリー・三菱地所アルティアムいずれの会場受付けでもお買求めいただけます。
※入場料とグッズ売上の一部は、日本ユネスコ協会連盟が行う世界遺産活動に寄付されます。

≪関連イベント≫
福岡特別企画 ビルドアップジャパン特設会場
「みんなで作るPEACE!未来に残したい 九州のたからもの!!」
入場料無料 「レゴ®ブロック」で作った世界遺産展ご入場の方が対象となります。
・イムズプラザ(イムズB2F)
 受付/11:00~19:00(最終日は17:00受付最終)
[PR]
by artium | 2013-03-14 11:18 | 青森県立美術館展