「ほっ」と。キャンペーン
会場の様子をいち早くお届けします!
カテゴリ:塩田千春 他者である私( 7 )
『塩田千春 他者である私』 〔岡田利規による朗読会〕後の談話レポート
『塩田千春 他者である私』会期終了間近です!!
先日開催した朗読会終了後の談話では、塩田さんの作品をはじめて観た感想や舞台美術の思い出にも触れてお話くださいました。またアルティアムから歩いて15分ほどの距離にある福岡アジア美術館で開催中の展覧会「アジアの女性アーティスト展」も鑑賞されたそうで、その感想も交えながらお伝えします。
(朗読会については過去のBlog「〔岡田利規による朗読会〕レポート」をご覧下さい。)

---------
f0023676_10404791.jpg

(以下は朗読会後の談話から一部抜粋・編集したものです。)
岡田さん)
今回展示されているインスタレーション《不在との対話》は《Wall》という映像作品とつながりのある作品です。《Wall》は壁という意味で、ちょうど福岡アジア美術館で展示されているので是非ご覧になってください。僕は今日観て来ました。僕はその作品をきちんと観たのは初めてだったんですけれども、やっぱりすごく良かったです。塩田さんを含めて展覧会自体もすごく良いものでした。熊本のグループ展も開催中なので今九州は熱いですね。
 さて、僕がはじめて塩田さんの作品に出会ったのは、横浜に住んでいたころで個展を観た時です。そのころ手掛ける舞台の演出プランを考えなければいけない時期で、その時は塩田さんを舞台美術にと考えて観に行ったというわけでは全くありませんでした。現存している作家の戯曲をやることになっていて、近親相姦がテーマのどろどろした作品をなぜか僕が演出する事になり、直感的に塩田さんの作品が気に入って、塩田さんにお願いしたいなと思いました。それまでは面識はなかったのですがお願いをして、受けてくださいました。

塩田さんにとっても初めてのことで、いつも作品は美術館やギャラリーに設置するものですが、その中に人が入るという舞台美術で新しい取り組みだったと思います。その点については何かおっしゃっていたでしょうか。どういう風にセッションされたのでしょうか。

岡田さん)
その時話して面白いと思ったのは、美術というのは、例えばインスタレーションを作ったとして、観る人というのは、何分観なければいけないということは決まっていません。素通りしてもいいし、何時間も観てもいいし、自由なわけです。またどこで観るかというのも自由です。すぐそばで観てもいいし、遠ざかって観てもいい。例えばこの「家」のインスタレーション作品(本展中央に展示)だったら、ぐるっとまわって観るというのが普通の見方です。美術と演劇では作品の伝わり方が変わってしまうのではないかということを塩田さんは気にされていました。僕にとっても演劇をどう観てもらうのかを考えなおす機会になりました。


---------

…などなど、岡田利規さんの演劇論、異なる個性のアーティストとのコラボレーション、異なるからこその憧れや面白さについてなど沢山語っていただきました。海外公演でご多忙のなか、本当にありがとうございました!

岡田さんもご紹介されていた塩田さん参加のグループ展は、9月29日から熊本市現代美術館でもはじまっています。貴重な展示をお見逃しなく。
↓詳細はこちらから
福岡アジア美術館 アジアの女性アーティスト展「アジアをつなぐ -境界を生きる女たち 1984-2012」
熊本市現代美術館「生きる場所 ボーダーレスの空へ Sky over My Head」



・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-10-14 10:46 | 塩田千春 他者である私
『塩田千春 他者である私』 感想帳より
『塩田千春 他者である私』 の会場に設置している感想帳より少しですがご紹介させていただきます。

■何かグランドピアノのようなものが自分に落ちてきたようなショウゲキ。大きかった。

■期間中何度でも会いに来ます。また共鳴したいから。ありがとうございました。

■黒い糸の作品、すごくうらやましい気分になりました。横をとおるたび自分だと感じる反面、何かに強くしばられている確かな意思が感じます。自由でいたいけど、何かに必要とされたい私としてはあそこまでの絡まりはうらやましい。最初の作品もこわいけど美しい。

■不思議な気分です。油絵の具の作品の中の塩田さんの目、はりめぐらされた糸。恐怖ではありませんでした。この思い私も同じと思いました。その目と同じ目をしている気がしました。戻りたい大切な場所があります。いつかお会いできますように。

■生きているということが不思議に思えました。ドレスの作品の音がすきです。

■急にふっと自分の中に生まれる孤独感は誰かといても消えないし、生まれ続ける。自分とかこの体とか何なんだろうとよく考える事があります。でも多分一生分かりません。ぐっと響く作品ばかりでした。

■いろいろな事柄がフクザツに絡みあって今の自分がいる。そんなことを思いながら観ていました。

■“不在との対話”だけど存在感のある作品ですね。イスに座って今、これを書いていますが、血の巡る振動を感じながら筆を運んでいます。おそろしくも不思議な心のふるえを覚えました。

■とても恐ろしいような気持ちがしました。何か巨大なものに飲み込まれるような。夢の中のような。グロテスクでポエティックでとっても恐ろしい。でもどこか愛しいような。目がまわるようでした。

f0023676_15572852.jpg

▲感想帳は入ってすぐのテーブルに置いてあります。

皆さん鑑賞して、少なからず何らかの衝撃を受けているようです。感想を参考にされて、ご鑑賞いただけたらと思います。
会期は10/17(月)まで、終了間近となりましたので、お見逃しなく!


・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-10-13 16:44 | 塩田千春 他者である私
『塩田千春 他者である私』 〔岡田利規による朗読会〕レポート
『塩田千春 他者である私』会期が残りわずかとなってきました。
10/15[月]まで休館日なしで開催中です。皆様、ぜひご来場ください。

10/5[金] 〔岡田利規による朗読会〕を開催しました。
会場内、新作インスタレーションの前で岡田利規さんがご自身の戯曲と塩田さんとの交換書簡を朗読するものです。岡田さんは演劇作家、小説家であり、チェルフィッチュ主宰でもあります。
岡田さんは、世界20都市以上で上演され続けている『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』のアメリカツアーの真っ只中、また最新作『現在地』のドイツ初演を控えた、大変ご多忙の中、この朗読会の為にお越しいただきました。朗読はかなり久しぶりとの事で貴重な機会となりました。
(岡田さん演出のDVDは併設アートショップAOにて販売しております。あわせてお楽しみくださいませ。)

f0023676_15564493.jpg

▲朗読の前に挨拶をされる岡田利規さん(塩田さんのインスタレーションの前で)

(以下は朗読会前の岡田さんのご挨拶から一部抜粋・編集したものです。)
塩田さんとはチェルフィッチュの舞台美術の仕事を依頼したことがきっかけで付き合いが始まりました。僕は昨年まで横浜とか横須賀で暮らしていましたが、昨年熊本に引っ越して来ました。九州に住まいを移したというのもあって、今回このようなイベントに出させてもらう事になりました。
今日読もうと思っているのは、二つのテキストです。それを組み合わせて聞いてもらおうと思います。一つは僕が2011年の2月に初演をした「ゾウカメのソニックライフ」という演劇の作品の中の一節をいくつか読みます。それともう一つは僕と塩田さんが往復書簡をしたものを出版したんですが、そのテキストも読もうと思います。それは昨年、塩田さんが金沢の21世紀美術館で参加された企画に関連したものとして出版された本で、僕と塩田さんが往復書簡を行いました。それが今回のこの作品、個展などとも関係があるという話題をしていたので、読もうと思います。その展覧会は「Inner Voices-内なる声」というタイトルで、その展覧会について往復書簡の中で触れています。往復書簡は昨年の5月から1ヵ月くらいの期間で行われていますが、その最初というのは塩田さんがベルギー・ブリュッセルの劇場でオペラの舞台美術をされて、ちょうど上演されていました。僕がたまたまブリュッセルにいたので、その舞台を見る事が出来て、そのことについての話題からこの往復書簡は始まっています。
では始めましょうか。


f0023676_15571458.jpg

f0023676_1124857.jpg

▲朗読会の会場内の様子
地元福岡の舞台を中心にご活躍の上田裕子(ウエダヤスコ)さんに朗読のお手伝いをしていただきました。(写真・左)
塩田千春新作インスタレーションの前という特別な空間で特別な時間を過ごすことができたのではないでしょうか☆ご参加くださった皆様ありがとうございました。
朗読会後の質問・談話でも塩田さんに関する興味深いお話を聞くことができましたので、また次回レポートします。お楽しみに!



・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-10-09 14:41 | 塩田千春 他者である私
『塩田千春 他者である私』 ギャラリートークレポート
『塩田千春 他者である私』開催中。
9/30(日)ギャラリートークの様子です。本展担当ディレクターが、作品、作家について解説を行いました。参加していただいたお客様、ありがとうございました!

f0023676_12555064.jpg

f0023676_1256834.jpg


次回は10/7(日)14:00~に行いますので、参加できなかったお客様は是非お見逃しないようにお越しくださいませ。お待ちしております。
詳細は下記、またはホームページをご確認下さい。


≪関連イベント情報≫
◆ギャラリートーク
本展担当ディレクターが、会場内にて本展の見どころをお話しします。
日 時:10月7日(日) 14:00〜(20分程度)
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(展覧会チケットは別途必要です)
申 込:不要(会場内でご案内いたします)


・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-10-02 16:14 | 塩田千春 他者である私
『塩田千春 他者である私』 会場内風景&イベント情報
開催中の『塩田千春 他者である私』へたくさんのご来場ありがとうございます。
今回の展覧会は会期が少し短めです。
10/15〔月〕までですので、お見逃しないようにご来場くださいませ。

さて、本展のメインと言える『家』をモチーフにした新作のインスタレーションについてレポートしたいと思います。

f0023676_19272093.jpg


▲設営中①
f0023676_19275194.jpg


▲設営中②
どんどん出来上がっていきます。。。
完成した作品は直接観ていただきたいので、少しだけ会場内の風景です。

f0023676_1928509.jpg

私は壁に映った影にさえも圧倒されてしまいました!
なんと黒い毛糸を約200玉も使ったそうです!(79m×200玉)
是非、皆様にも体験していただきたいと思います。


さて、今週末9/30〔日〕14:00~(20分程度)はギャラリートークです。
本展担当ディレクターが、本展の見どころをお話しします。是非ご参加ください。
詳細は下記、またはホームページをご確認下さい。


≪関連イベント情報≫
◆岡田利規による朗読会
新作のインスタレーションの前で、演劇作家、小説家であり、
チェルフィッチュ主宰の岡田利規による戯曲の朗読を行います。
日 時:10月5日(金)19:00〜20:00
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
定 員:30名 
参加料:500円(1ドリンク代込み/展覧会チケットは別途必要です)
申 込:要電話予約 TEL 092-733-2050[三菱地所アルティアム]
    ※予約受付中。残席わずか、お急ぎください!

◆ギャラリートーク
本展担当ディレクターが、会場内にて本展の見どころをお話しします。
日 時:9月30日(日)、10月7日(日) 14:00〜(20分程度)
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(展覧会チケットは別途必要です)
申 込:不要(ご希望の方は当日、会場受付迄お申し出下さい)


・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-09-28 19:35 | 塩田千春 他者である私
 『塩田千春 他者である私』スタート&イベント情報
『塩田千春 他者である私』スタートしました!

f0023676_19144569.jpg

▲入り口からみたギャラリー内

ギャラリーに入ってすぐ、ポスターやチラシにもなっている作品『Dialogue with Absence 《不在との対話》』のシリーズの新作インスタレーションが展示されています。
遠くからでも強烈な印象です。間近で観ることができるのは大変貴重な機会です。とにかく是非ご覧頂きたい。
ギャラリー奥には、『家』をモチーフにした新作のインスタレーションが会場のほとんどを使って展示されています。こちらの作品については、次回レポートします。

そしてもっともっと深く知りたい方にはイベントのご案内です!

≪関連イベント情報≫
◆岡田利規による朗読会
新作のインスタレーションの前で、演劇作家、小説家であり、チェルフィッチュ主宰の岡田利規による戯曲の朗読を行います。
日 時:10月5日(金)19:00〜20:00
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
定 員:30名 
参加料:500円(1ドリンク代込み/展覧会チケットは別途必要です)
申 込:要電話予約 TEL 092-733-2050[三菱地所アルティアム]
    ※予約受付中。残席わずか、お急ぎください!

◆ギャラリートーク
本展担当ディレクターが、会場内にて本展の見どころをお話しします。
日 時:9月30日(日)、10月7日(日) 14:00〜(20分程度)
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(展覧会チケットは別途必要です)
申 込:不要(ご希望の方は当日、会場受付迄お申し出下さい)


・・・・・information・・・・・
『塩田千春 他者である私』
◆会期 開催中 ~ 10月15日[月] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料

[PR]
by artium | 2012-09-24 13:56 | 塩田千春 他者である私
次回予告 『塩田千春 他者である私』 & 関連イベント
好評開催中の『チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち』は9/17(月・祝)まで、休館日なく開館しておりますので、どうぞご来場ください!

さて次回展覧会は、『塩田千春 他者である私 SHIOTA Chiharu Me as Others』を開催します。
詳細は三菱地所アルティアムwebサイトをご覧下さいませ。>>◆こちら
f0023676_18362079.jpg
Dialogue with Absence 《不在との対話》(2010)
(c)Chiharu Shiota Christophe Gaillard Pop-up Gallery,Berlin


■日時:9/22[土] - 10/15[月]OPEN 10:00-20:00 ※会期中休館日なし
■会場:三菱地所アルティアム[福岡県福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F]
■料金:一般400円(300円)、学生300円(200円)、( )内は前売り料金/チケットぴあ
     ※再入場可、高校生以下及びアルティアムカード会員は無料

≪関連イベント≫
◆岡田利規による朗読会
新作のインスタレーションの前で、演劇作家、小説家であり、劇団チェルフィッチュ主宰の岡田利規による戯曲の朗読を行います。
日 時:10月5日(金)19:00~20:00
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
定 員:先着30名
参加料:500円(1ドリンク代込み/展覧会チケットは別途必要です)
申 込:要電話予約 三菱地所アルティアム(092-733-2050)
※9/1(土)から受付開始!

◆ギャラリートーク
本展担当ディレクターが、会場内にて本展の見どころをお話しします。
日 時:9月30日(日)、10月7日(日) 14:00~(20分程度)
会 場:三菱地所アルティアム(イムズ8F)
参加料:無料(展覧会チケットは別途必要です)
申 込:不要(ご希望の方は当日、会場受付迄お申し出下さい)

※イベントの情報はwebでもご覧いただけます。


・・・・・information・・・・・
『チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち』
◆会期 開催中 ~ 9月17日[月・祝] ※会期中休館日なし
◆入場料 一般400円、学生300円 
※再入場可、高校生以下無料
※福岡アジア美術館「おいでよ!絵本ミュージアム2012」・西鉄ホール「天神ホラーハウス~第2章~」チケット提示で100円割引

[PR]
by artium | 2012-08-31 10:20 | 塩田千春 他者である私