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会場の様子をいち早くお届けします!
カテゴリ:志賀理江子 写真展( 6 )
志賀理江子写真展 来場者の声
たくさんのお客様にご来場いただいている志賀理江子写真展も、いよいよ今日が最終日となりました。
会場では、遠方から来られる方や、何度も足を運ばれる方の姿も目立ちます。
作品集が一時品切れになるなど、志賀さんの世界に魅了されるお客様も多くいらっしゃるようです。
今日は、会場に置いている感想帳の中から、いくつかご紹介いたします。

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◆濃密な感情の塊をもらった気がします。また、志賀さんの言葉を『カナリア門』で初めて読んで、今までよりもっと好きになりました。

◆愛知トリエンナーレで志賀さんの作品を見て、不思議?というか、どういう心理状態でシャッターを押しているのか気になっていた。今回は文章もあり、それを垣間見ることができてよかったです。

◆生と死を両方とも感じさせる志賀さんの作品が大好きです。大学の時に初めて作品を見て衝撃を受けたことを今でもはっきり覚えています。忘れられません。写真を生で見ることができて、東京から福岡まで足を運んだ甲斐がありました。

◆初めて作品を見ました。手に汗をかくような、血が冷え切っていくような感覚。死にたくないなぁと思いました。

◆写真とは何か?言葉とは何か?表現とは何か?を考えさせられました。とても面白かった。

◆写真を見て鳥肌が立ったのは初めて。すごい心に残りました。

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◆怖いくらい、1枚1枚が衝撃的でした。重いボディーブローをくらわされた気分。ボディーブローなんてくらったことないけれど。美しさと怖さに魅了されました。飲み込まれるかと思いました。

◆不思議な色で心の奥底にいる気持ちになった。見ていてだんだんふるえてきた。こわくはなかったけど少しふるえがきた。

◆写真に、こんな可能性があるのかと驚きました。景色、人間のグロテスクさを、一瞬で閉じ込めている。すごいなと思います。今の私に、とてもひびきます。心の中でもんもんとした言葉に出せないものが表現されていると思います。

◆怖いと思ったのか、感動なのか、よく分からない感情になりました。ただじっと、ずっと見入ってしまいます。

◆写真にとってリアリティとは何か考えさせられました。表面は嘘。でも中身は何か大切なものが詰まっていると感じました。

◆『イメージは祈り』この言葉が印象的でした。

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◆起きているのに夢をみているような気分でした。

◆ごめんなさい、全部見ることができませんでした。一歩入った瞬間、色彩の美しさと1枚1枚の写真に圧倒されてしまいました。

◆フライヤーの写真を見て、ふとした拍子に何度も頭に浮かび、とうとうアルティアムに気付いたら足を運んでいました。美しいものは世の中にたくさんありますが、ここまで頭にこびりついたのはなかなかないと思います。

◆志賀さんの写真は、言葉までも写真なんだと思いました。何度も見ないと、って思います。

◆イメージが、リアルとはとてつもなく遠いところにあって…。でも確かに意識の中にあるものだと思いました。キレイ…とかじゃなく、本当の美しいものを見た気がします。
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by artium | 2011-03-11 11:28 | 志賀理江子 写真展
志賀理江子写真展 オープニングレセプション&ギャラリートーク
今日は、志賀理江子写真展の初日に開催したオープニングレセプション&ギャラリートークの様子をお届けします!
下の写真は、会場でお出ししたフード。

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手前は、イチジク、トマト、洋ナシのドライフルーツです。
お客様にも志賀さんにも、大変好評でした。

会場は、平日にも関わらず多くのお客様で賑わいました。
普段のレセプションは、ワインを片手にお話しながら鑑賞する方が多いのですが、今回は真剣に作品と向き合う方が多く、普段とは一味違う静かなレセプションとなりました。

皆さんの待つ会場に志賀さんが登場し、ギャラリートークがスタート!
ここからはその様子をご紹介します。
※「」内は志賀さんのお話を抜粋、編集したものです

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「今日はたくさんの方に来ていただいて感激しています。ありがとうございます。
私は現在宮城県在住で、出身は愛知県です。今、自分の中での日本最南端にいるのですが、『CANARY』の展示でまたさらに色んな所に行けるのが感慨深いです」


通常志賀さんのアーティストトークは、パワーポイントで画像を紹介しながら、「なぜ写真なのか」ということについて2時間以上お話しされるそう。今回はレセプションの席ということで短めに、自身の作品や今回の展示についてお話しされました。

「今回展示している『CANARY』の作品は、2006年から撮影を始め、2008年に写真集を出版した割と昔の作品で、私にとってこの展覧会はそれを振り返るような場だったんです。

これまでの『CANARY』の展示では、写真だけ、映像だけという構成が多かったのですが、色々なことを試してきて、今回アルティアムでは、『CANARY』で撮影してきたイメージに対して、私がどういう検証を行ってきたかということをひとつにして、この空間で、いわば資料展のようにお見せできないかというところから、展示の構想が始まりました」


志賀さんは、プリント、映像、そして言葉という3つのメディアについて、それぞれのコンセプトを語りました。

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「まずプリントがあるのですが、それは額に入れたりするのではなく、手のひらの上に写真があるような、すごく個人的な自分と写真との関係を展示室に持って来たいと考え、このような展示にしました。これだけ大きなプリントだけれども、壁にそのまま貼ってあって、しかも空調で揺れています。

撮った写真がきれいに額に飾って展示してあるということにいつも違和感を覚えていて、ギャラリーという場所でそれを取り払われないかということを常に考えていました。“イメージが持っている暴力”というものも含めて、『CANARY』にはそういう部分もたくさんあるので、今回はそれが前面に出てくるような展示に近づけたのではないかと思っています。写真が、たまたま空調で揺れていることにも大きな意味があるように思います」


次に紹介されたのは、会場の一番奥に展示している映像作品。

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「会場には、『CANARY』収録作品の中から60点を展示していますが、撮影当時、選ばれなかった写真たちは3,000枚から4,000枚に上りました。そういうものをどうするか?何が成功した写真で、何がそうでない写真って、その違いは私の中になくて、それをもう一度、実際の時間軸に戻してみよう、という試みから、この映像作品を制作しました」

映像作品では、1枚1枚の写真が、撮影した時のシャッタースピードと同じ時間、現地の音とともに流れています。撮影したときの志賀さんが見たもの、感じたことを疑似体験できるようなこの作品は、鑑賞者を作品世界のさらに奥へと誘います。

「映像作品を通して、自分が撮影していた時の気持ちを思い出します。1枚の写真の上にある『イメージ』が、私にとって一体どういうことなのか、そのことを徹底的に検証する中で映像作品が流れています」

そして最後に、言葉があります。
テーブルの上にズラリと並べて展示された、『カナリア門』。
言葉と写真で綴られた、志賀さんの最新作です。

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「『イメージ』の裏にあることって一体何なんだろう、ということが自分でも分からなくて、映像を撮ってみたり、撮った写真をもう一度撮ってみたり、様々な試みの中で『言葉』ということにぶつかりました。この本は、言葉でひとつの『イメージ』を探ってみる、ということから始まりました。

本には実際に写真を貼っています。これは“もう一度見た画像”ということで、『CANARY』の写真をもう一度撮影したものです。いわば写真の上の写真作品としてあるのですが、自分の記憶中の『CANARY』の画像にさらに近いものになっています」


展示されたプリントの強烈な色と、本の中の、より志賀さんの記憶に近い写真の色。
ぜひ会場で、比べてみてください。

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『カナリア門』を通して、自分自身やこれまでの活動を振り返り、様々な発見があったと語った志賀さん。

「『カナリア門』は、これから先にこの行為を通して自分がすることを見つけられる、そういう本になりました。なので今回、ひとつのイメージで、言葉と写真と映像という3つの検証を巡る場にここがなれたことをすごく嬉しく思っています。
同時に、これだけ検証しても、こぼれ落ちるものはたくさんあって、それも今回、全てを同じ空間に展示できたことで感じたような気がしました」


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挨拶のあと、1人1人と楽しそうにお話しされていた志賀さん。
閉館までの間、志賀さんの周りから人が絶えることはありませんでした。

展覧会は、3月11日(金)まで。
いよいよあと2日間となりました。
まだご覧になっていない方は、ぜひお立ち寄りください。
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by artium | 2011-03-10 10:10 | 志賀理江子 写真展
『カナリア門』の先にある色彩と思考-天神サイトより
福岡・天神の様々な情報を発信している「天神サイト」にて、志賀理江子写真展の記事が掲載されました。
志賀さんの言葉や記者JUNさんが会場で感じたことなどが、会場の様子とともに綴られています。
よろしければぜひご覧下さい。

http://tenjinsite.jp/topics/detail.php?hid=28486
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by artium | 2011-02-26 14:53 | 志賀理江子 写真展
「カナリア門 志賀理江子写真展」スタートしました!
会場には、初日に開催したオープニングレセプションをはじめ、日々たくさんのお客様にご来場いただいています。

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写真は、会場の展示風景。
作品集「CANARY(カナリア)」より、60点を一堂に展示しています。

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引き込まれるような強い色。
現実と志賀さんのイメージが重なった、まるで異空間のような作品世界が広がります。

本展では、作家初の試みとして、写真のほかテキストや映像作品も併せて展示。
「CANARY」シリーズ制作において紡ぎ出されたイメージを、様々なメディアを通して検証するとともに、一つの空間で巡るインスタレーションとして展開しています。
ぜひ会場でお楽しみください。


そのほか併設のショップでは、作品集「カナリア門」や、本展のために制作したオリジナルポストカードを好評販売中です!

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「カナリア門」(写真上の段)は、2009年に1,000部限定出版され、全てにシリアルナンバーとサインが入った貴重な1冊。一般書店には出回っていません。
ご希望の方は、ぜひお早めに会場でお買い求めください。
(6,615円/税込み)

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オリジナルポストカードは、「カナリア門」のアートディレクションも手掛けた森大志郎氏が担当。
現在入手困難の写真集「CANARY」より厳選された写真作品8点を、大判のポストカードでお楽しみいただけます。
(1枚:200円、8枚セット:1,500円/税込み)

どちらも会期中のみの限定販売。
ぜひ展覧会と併せてお楽しみ下さい☆

初日に開催したオープニングレセプションの様子は、また次回お届けします!
どうぞお楽しみに!

★「カナリア門 志賀理江子写真展」は、3月11日(金)まで!
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by artium | 2011-02-22 18:49 | 志賀理江子 写真展
Up Coming Exhibition
カナリア門 志賀理江子 写真展

会期:2011年2月19日(土)-3月11日(金)
オープニングレセプション:2月19日(土)18:00-20:00
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三菱地所アルティアムでは、気鋭の若手写真家・志賀理江子の個展を開催致します。

被写体を捉える独自のアプローチと不思議な異空間を思わせる構成写真で、新たな写真表現を切り開く志賀。ロンドンにて写真家としてのスタートを踏み、2008年に出版された写真集『Lilly』(アートビートパブリッシャーズ)と『CANARY』(赤々舎)の2冊で、写真界の芥川賞と称される第33回木村伊兵衛写真賞を受賞。以来、最も期待される写真家の一人として注目を集めています。

代表作『CANARY』は、仙台、オーストラリア、シンガポールで住民達に「自分の住む地域で感じる <明るい場所>と<暗い場所>はどこか?」という質問をアンケートを取って取材し、その答えの場所を実際に訪れ、思索に導かれて制作を行った作品シリーズです。

それぞれの場所の性質や歴史的背景を知り、そこに住む人たちと触れあうことで生まれた“イメージ”を自身の中で発酵させ、その“イメージ”に基づいて被写体を舞台セットの様に構成し、撮影した作品群は、現実の世界と志賀の“イメージ”が交ざりあった独自の世界へと、見る者を誘います。

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2009年には、『CANARY』で掴んだ“イメージ”をさらに確かなものにする為に、『CANARY』収載の全点を、作家自らが文章によって追求した作品集『カナリア門』(赤々舎)を出版。最新作にして、より深く『CANARY』の世界観を知る道標とも言える作品集です。

本展では、『CANARY』シリーズより約60点の写真を九州初公開いたします。
また、『カナリア門』で紡がれた文章を合わせて展示することで、作品の裏側にある志賀の思索の跡や、制作の過程を併せてご覧いただけるほか、初の試みとして、映像作品も発表する予定です。

08年の写真集『CANARY』出版から現在に至るまで、非現実の世界を切り取る新しい写真表現を追求し続ける志賀が、文章、映像などジャンルを超えて展開する本展へ、皆様ぜひ足をお運びください。

画像:(上から)
千愛子/Chiako「CANARY」(C)Lieko Shiga
私の夫/My Hasband「CANARY」(C)Lieko Shiga

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by artium | 2011-01-06 20:29 | 志賀理江子 写真展
志賀理江子の写真と映像と声
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2月19日よりアルティアムでの展覧会開催が決定している注目の若手写真家・志賀理江子氏(2008年 木村伊兵衛賞受賞)のトークイベントが、アートスペーステトラで開催されます!
ご興味のある方はぜひ足をお運びください。

◆トークイベント 志賀理江子の写真と映像と声
・日時:11月13日(土)19:00-
・料金:1000円(1ドリンク付)
・会場:アートスペーステトラ(福岡市博多区須崎町2-15)

志賀理江子氏の制作の方法論、作品の背景、また、彼女にとって写真を「撮る」とはどういう行為なのか、ということなどを、スライドショーなどを交えながらお話しします。
詳細はアートスペーステトラのホームページでご確認下さい。
http://www.as-tetra.info/


◆カナリア門 -志賀理江子 写真展
・会期:2011年2月19日(土)-3月11日(金)期間中休館日なし
・会場:三菱地所アルティアム
・入場料:一般400円(300円)、学生300円(200円)
 高校生以下無料、()内は前売り料金/12月下旬よりチケットぴあにて発売予定


志賀理江子
1980年愛知県生まれ、宮城県在住。2004年にロンドン芸術大学チェルシーカレッジを卒業。その後、ブリスベン、仙台、シンガポールなどで、独自のリサーチを基に写真制作を行う。
写真集に『Lilly』(2008/アートビートパブリッシャーズ)、『CANARY』(2008/赤々舎)などがある。
http://www.liekoshiga.com/

画像:
《Portrait of Land Reclamation – Expanding Bloodlines 》 2009 From "The Annals of Kitakama Village" series

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by artium | 2010-11-08 16:48 | 志賀理江子 写真展