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カテゴリ:シュバンクマイエル展( 12 )
「シュヴァンクマイエル展」 ギャラリートーク
写真は、昨日のギャラリートークの様子です。
籾山さんのレクチャーは、チェコの歴史や当時の社会情勢、
作品の解説、最新作の紹介など、大変幅広く面白い内容でした。
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その中のひとつをご紹介いたします。
映像作品「自然の歴史」にはたくさんの生き物が登場します。全て実在するものです。
それと対照的なのが「博物誌」の想像上の生き物たち。
どれも、これでもかというほど独創的な格好をしています。
それについてシュヴァンクマイエルはこう話したそうです。
「もし私たちが今経験している環境の激変が、毎年数多くの動物たちが絶滅することを意味しているならば、想像力によってそれらを他のものに置き換える以外に選択肢はない。」
とても印象に残る言葉でした。
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トークにお越しいただいた、朝日新聞社の佐々木さんに感想を伺いました。
―いかがでしたか?
時代や歴史、当時の傾向を踏まえての説明を聞けたのでよかったと思います。
一応、作品を見る時はいつ作られたものかを見て、変遷をたどるようにしていますが、
今回お聞きしたようなことまでは分からないので。
―今回のギャラリートークの参加者はほぼ女性でしたね。
そう、男性は僕を入れてたったの二人。(20人以上いらっしゃった参加者のうち)
特に20代から30代の女性ばかりでした。
シュヴァンクマイエルの、解放、自由を求める姿勢を
女性の方が敏感に感じとるのかもしれません。
法律の下で平等といっても、まだまだ制約はあって、本当に平等とは言いがたいから。
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by artium | 2006-06-02 16:04 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 インタビュー⑤
「気持ち悪いけど心地よい」
女性の方にインタビューすると、そう答える方が多くいらっしゃるのが意外です。
今回は二人のインタビューをご紹介します。


高田さん(イラストレーター 女性)
―感想を聞かせてください。
映像作品「自然の歴史」は昔本で見たことがありました。
こんな恐ろしくて奇妙なものをよく描くなぁ、と思ったのを覚えています。
全体的な感想としては、見るからに気持ち悪そうな感じがするんだけど、
気持ち悪くない、というか。
やわらかさを感じました。
―「気持ち悪い」で終わってまう方もいらっしゃると思います。
そうですか。
普段表に出していないだけで、実は自分も持っているものだと思ったからかもしれません。

大木千波さん(作家)※6/11まで獏で個展を開催中です!
―シュヴァンクマイエルはご存知でしたか?
はい、テレビで見ました。最近、日本の20代から30代のOLに人気があるそうです。
肉片が踊ってる映像が流れていて、気持ち悪い感じがいいって。
―展示を見ていかがでしたか?
好きです。心地いいと思いました。
きれいなものばかり見ていると嘘っぽいと感じます。
ここまでストレートに人間の内部を形にできる彼には、迷いも嘘もない。
だからすごく安心できる空間だと思いました。
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by artium | 2006-05-30 13:36 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 接吻/触覚のゲーム
f0023676_1520574.jpgシュヴァンクマイエルは、視覚と聴覚だけでなく、触覚を使って鑑賞する作品も多く制作しています。
写真の作品「接吻」もそのひとつ。右上の黒い毛の部分は「女性の口」、右下の白い毛は「男性の口」を表しています。

<使用方法>左手の人差し指を女性の口に、右手の人差し指を男性の口に入れて、眼を閉じ、迷路を進んでいくこと

※会場で作品にお手を触れることはできませんので、想像でお楽しみ下さい。
この他にも「触覚のオブジェ」や「触覚のコラージュ」などをご覧いただけます。
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by artium | 2006-05-27 15:20 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」ギャラリートーク 日時決定!
6月1日に開催予定のギャラリートークは、
19:00-19:30に行います。

チケットをお持ちの方は再入場できますので、
ぜひご参加下さいませ。
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by artium | 2006-05-23 19:21 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」ギャラリートーク開催決定!
アルティアムでは、本展と書籍「GAUDIA」の企画・制作に携わった
神奈川県立近代美術館(鎌倉)学芸員 籾山昌夫さんによる
ギャラリートークを開催いたします!
東欧のアートを専門に研究し続けている籾山さんが、チェコの歴史もふまえ、
シュヴァンクマイエル夫妻の創作の背景をお話しします。
どうぞお気軽にご参加下さい。

● 日にち  6月1日(木)
● 場所   三菱地所アルティアム会場内
※時間はまだ未定です。決まり次第このブログでもお知らせします。
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by artium | 2006-05-22 18:07 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 インタビュー④
f0023676_16394397.jpg様々な動物を組み合わせたオブジェには、驚きの声を多数いただいています。
大村さん(女性 26歳)

「過剰だな、と思いました。剥製を、ここまでいじっていいのかな、って。もともと生きてたものだから、ちょっとはばかれると思うんですけど…。
シュヴァンクマイエルは、一体どれだけの剥製を家にストックしているんだろう、と考えてしまいます。ずらっと並んでいるのかな、きっと、すごく不気味な家でしょうね。」
庄子さん(イラストレーター)
「気色悪いのが気に入っています。穴という穴にコガネムシが入っているところが好きです。」
写真の作品は、このまましゃがんで下から見上げるとばっちり目が合います。
ぜひ会場でお試し下さい。

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by artium | 2006-05-21 16:39 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 インタビュー③
f0023676_1703345.jpg今回は、大学院で美術を学んでいる大川さん(女性 23歳)にお話を伺いました。
―シュヴァンクマイエルは好きですか?
はい、好きです。
―どういうところに惹かれますか?
人間の汚い部分を敢えて表現するところです。勇気のいることだと思います。
彼は本当のことを言おうとしている。
見えないものを見せようとしている。
普通なら、見て心地よい、美しいものを造ろうとすると思うのですが、それに逆走する彼の姿勢に、強いエネルギーを感じます。
―展示では、何が好きでしたか?
映像作品「永遠の対話」が1番好きです。(右の写真)メッセージに共感できます。これは私の解釈ですが、争うことでどんどんアイデンテティがなくなっていって、最後にはみな同じものになってしまう。争っても良くはならない。戦いは不毛だと思いました。
全体をとおして、シュヴァンクマイエルのやろうとしていることを深く考えていらっしゃるのが印象的でした。作品を造る人ならではの意見だと思いました。
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by artium | 2006-05-19 17:00 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 音響について
f0023676_15122968.jpg今回はシュヴァンクマイエルの音の世界についてご紹介いたします。彼は映画の中で自然の音、いわゆる生活音を使い、音響に映像と同じだけの時間を費やすと言います。下記は、美術手帳のインタビューより彼の言葉を抜粋しました。(2005年11月号)
「生活音を実際に録音する際には、ひとつの音だけを録音するのではなく、周囲の全ての音を録音するようにしています。(中略)それを編集するとき、普段私たちが意識的に感知していない音をそこから取り出して、そのレベルを大きくして使う、ということを行っています。」
「例えば高さを変えることによって、新しい音の世界を探り出します。コラージュまたはアッサンブラージュのように、実際にあるものを使って空想的なものをつくるのです。まるで音のコラージュとでも言うのでしょうか。そうすることによって音の『魔術』を引き出すのです。」

シュヴァンクマイエルの映画を見て、普段自分がたてる音に敏感になりました。
本展では、造形と映像だけでなく、彼の音の世界もお楽しみいただければと思います。
(※写真は「オテサーネク」のDVD。食事の時の音がとても生々しいです。)
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by artium | 2006-05-12 15:12 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 インタビュー②
f0023676_1415869.jpg2人目は、鹿児島からお越しの益田さん(男性 47歳)にお話を伺いました。
―シュヴァンクマイエルの作品は、以前からご覧になっていたのですか?
はい、1番好きなのは「アリス」です。シュルレアリスムらしい作品だと思います。懐かしいような、怖いような、子供の頃見た、悪夢のような。だから現実に近いと思います。「アリス」は本当は綺麗で可愛らしい話ではなく、もっとおどろおどろしい話なので。
―では展示で印象に残ったのは…
やっぱり「アリス」に出てくるうさぎです。本物のうさぎを使っているからとてもリアルで。(※写真の作品がそのうさぎです。本当にリアルで、可愛いけれど怖い。)
以前、他の映画監督のセットを見に行ったことがありますが、シュヴァンクマイエルの作品はインパクトが全然違いました。
―インパクトとは具体的にどんな…?
これまで、夢の中にしか出てこないと思っていたものに出会えたから…。
彼のつくる「アリス」の世界は確かに、子供の頃の空想や、夢で見たことを思い出させます。
最後の言葉から、益田さんがシュヴァンクマイエルの世界をどう捉えているのかが伝わってきました。

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by artium | 2006-05-09 14:15 | シュバンクマイエル展
「シュヴァンクマイエル展」 関連グッズ
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本展では関連グッズも見逃せません。
図録、DVD、ポストカード、どれもオススメですが、中でもイチオシはポスター!
ここでしか手に入らないレア物です。
どうぞお見逃しなく!
(全6種類 1枚 1,260円)
写真は「悦楽共犯者」
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by artium | 2006-05-05 17:22 | シュバンクマイエル展