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カテゴリ:薔薇刑( 5 )
「薔薇刑」いよいよ残り1週間!
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細江英公 写真展「薔薇刑」の会期が、いよいよ残り1週間となりました。
この3連休も非常に多くのお客様が来場し、写真展をご覧いただいています。

先週は西日本新聞で本展が紹介されました。(写真=西日本新聞、2月7日水曜日 朝刊 13面)
「薔薇刑」を撮影するに至ったエピソードや、撮影当時の話などが紹介されています。

先日おこなった細江氏の講演会(写真下)でも、「薔薇刑」にまつわるお話をじっくり聞くことができました。記事写真の左上に掲載されている作品(「薔薇刑」#16、1961年)では、三島由紀夫が巨大な絵画の上に立っています。これはジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」をもとに、「薔薇刑」の撮影のために制作した絵で、横たわるヴィーナスの上半身だけが取り除かれています。そして空白の上半身部分にはボールがいくつか置かれていますが、これは卵をイメージしたもののようです。

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「薔薇刑」では生と死が大きなテーマとして表現されており、卵や赤ちゃん、聖母など、生死を巡るさまざまなイメージが映し出されています。そしてそれら全てが集約されているかのような、三島由紀夫の力強い瞳が深く印象に残ります。緩慢なる死を生きる三島由紀夫と、その罪をあがなう薔薇・・・1枚1枚をじっくり見ていくと、改めて三島由紀夫とは何者だったのかと考えさせられる写真です。

先の新聞の記事では、細江氏が現在挑んでいるテーマに関しても触れられています。73歳という年齢を感じさせない現役の写真家としてのエネルギーが、今後も新たな作品として私たちの前に現れてくることでしょう。
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by artium | 2007-02-12 17:22 | 薔薇刑
「薔薇刑」感想帳
今回は感想帳を通して、展覧会の雰囲気をお伝えしたいと思います!
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■序説などで見せた硬質な文体と、撮影の合間のエピソードで見せた意外とお茶目な一面とのギャップ。そして写真で見せた様々な世界。1人の人間の持つ多様性を表現しきった細江氏に心からの感謝を贈ります。

■天国でも地獄でもないカオスの中の静寂といった感じ。こんな世界をしじゅう感じていた三島由紀夫は、きっと37歳という年齢が限界だったのだろうと思った。

■どうやって撮られたものなのか分からないのがすごいと思いました。面白い撮り方や構図ばかりでした。

■衰える肉体とそれに対抗するかのように書かれた三島氏の文章。いわゆる三島哲学を見事に写真に収めた細江氏の表現方法は実に面白いと感じた。エロスの延長線上に美はなくとも、美の延長線上にはエロスが存在すると感じさせる作品だったと思う。

■こんな感性の人は長くは生きないだろうと感じました。彼のナルシシズムに圧倒されました。

■肉体はいつか滅びる。三島氏の文章の美しさは、朽ちゆくものを瞬間でとらえている美がある。今日、氏の在りし日の姿を写真という形で見て、氏の文章に対する自分の感覚を確かに感じた。

■三島氏と細江氏、両者の息づかい、まばたき、体温やにおいという人間の全てが独自に放つ、その個々の独自が私の瞳から毛穴から入り込んでいくのが強く感じられました。何とも言いようのない感覚ですが、決して嫌いではありません。両者、相互の個を感じたいので、時間を作りまたここへ足を運びます。
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■私は三島氏を知らない。しかしながら彼の目から手から肉体からほとばしる「生命」に私は圧倒された。特に「薔薇刑#19」。目は口ほどにものを言うというが、三島氏の眼力はもはや生命そのものである。彼が没して30数年経った今、私は「薔薇刑」に生きる彼の魂を見た。

■美に生き、美を渇望し、美を望み、美を得、美に殉じた。普通(自分は特に)、美に「殉ずる」ことは到底できない。だからこそ彼は、彼が遺したものと共に永遠になったのでしょう。
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by artium | 2007-02-11 20:44 | 薔薇刑
細江英公写真展「薔薇刑」オープニングレセプション
お待たせしました!
27日に開催したオープニングレセプションの様子をお届けします!
会場には、長年細江さんと親交のある方々など、多くのお客様にご来場いただきました。
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若い女性の姿も目立ちました。
薔薇の柄のついた洋服や着物、アクセサリーを身にまとっていらした方も多く、会場の雰囲気を盛り上げてくれました。
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今回は、お菓子も薔薇にちなんだものをご用意しました。
会場で特に好評だった、薔薇の花びらのクリスタリーゼ。
クリスターゼとは、フランス語で「結晶化」という意味を持ちます。
本物の薔薇の花びらを砂糖で閉じこめたこのお菓子は、噛んだ瞬間薔薇の香りが広がります。
「本当に薔薇だ!」と、驚きの声を多くいただきました。
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最後の写真は、会場で挨拶をされる細江さん。
薔薇刑が誕生するまでのいきさつなどをお話されました。
それについては翌日の講演会でたっぷりお話されましたので、後日またアップいたします。
お楽しみに!

※お菓子はPuit d'or 仏菓子・料理教室 井口和泉さんにご協力いただきました。
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by artium | 2007-02-10 13:55 | 薔薇刑
薔薇刑展ポスター
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本展では会場の入り口に、横尾忠則さんが本展のためにデザインしたポスターを展示しています。このポスターは「薔薇刑」の会期中に、限定20部の予約を受け付けております。詳細はアルティアムの入り口にある「THE CORNER SHOP」までお問い合わせ下さい。

薔薇刑展ポスター(2007年制作)
デザイン:横尾忠則、写真:細江英公
価格:262,500円(税込み/別途送料が必要)
エディション:150、サイズ:1030×727(mm)

※横尾忠則、細江英公、両氏のサイン入り!
※送料は福岡県内であれば1,200円、その他の地域はお問い合わせください。

お問い合わせ:THE CORNER SHOP
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by artium | 2007-01-31 18:00 | 薔薇刑
Upcoming Exhibition
細江英公 写真展 薔薇刑  2007.1.27(土)-2/18(日)
三島由紀夫を撮影した伝説の写真集「薔薇刑」、未公開作品を含むオリジナルプリントを公開!

緩慢なる死を生きる三島由紀夫 薔薇をもってその罪をあがなう・・・
出版史上稀に見る奇書の全貌に迫る!

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●オープニングレセプション
 2007年1月27日(土)18:00~
 会場:三菱地所アルティアム
 入場無料

●細江英公 講演会
 「細江英公の写真:薔薇刑を
 中心に」
 2007年1月28日(日)
 14:00~16:00 (無料)
 会場:イムズ10階 会議室
 ※定員50名(要予約)
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by artium | 2006-12-09 12:04 | 薔薇刑