会場の様子をいち早くお届けします!
カテゴリ:アヴァンギャルド( 8 )
笹目さんによるギャラリートークより 
f0023676_1927963.jpg写真は、横尾忠則デザインのポスター。よく見ると右下に、小さな文字で納品が遅れたことを詫びる文章が印刷されています。
『唐十郎さんデザインが遅れたことをお許し下さい』
このポスターが完成したのは、なんと公演当日の午前中。笹目さんはギャラリーツアーの中でこんな話をされました。
「ポスターが公演当日に出来上がったって、宣伝としての役割を果たせていない、と思うでしょう。でも優れたポスターは、何十年経った今も、こうして立派に劇団の宣伝をしている。」

横尾忠則の状況劇場のポスターは、ポスターの方から演劇そのものに影響を与えるほどインパクトのあるものだったそうです。単なる公演告知の枠を超え、劇団のイメージとデザイナー自身の個性が強烈にアピールしあった、劇団の旗印だった当時のポスター。本物は、私たちが普段目にするポスターより大きいB全サイズ。このサイズで見ると、その迫力に圧倒されます。ぜひ会場で本物をご覧下さい!(ご来場の際は、写真のポスターのお詫びの文章も、ぜひ探してみて下さい。)
いよいよ会期は今週まで!お急ぎ下さい。

写真のポスター:ジョン・シルバー/新宿恋しや夜鳴篇(劇団状況劇場、1967)
[PR]
by artium | 2006-11-30 19:18 | アヴァンギャルド
天井桟敷が使った! 舞台道具
f0023676_14512333.jpg
本展ではポスターだけでなく、実際に舞台で使われた小道具も数点示展示しています。
写真は、寺山修司が演出した最後の舞台「レミング」で使われた巨大な体温計。

全て軽い素材でできていて、いたってシンプルな作り。手作りならではの味をあちらこちらから感じることができます。もちろんこれも、笹目さんのコレクション。バザーで手に入れた品だそうです。

「これを電車で持って帰ったら、じろじろ見られて…。恥ずかしかった。」
ギャラリーツアーではそんな話も披露して下さいました。

当時使われた小道具を、間近でじっくり見ることができるのもこの展覧会の魅力。
貴重な機会をどうぞお見逃しなく!
[PR]
by artium | 2006-11-23 14:51 | アヴァンギャルド
ポスターハリス・カンパニーのドラマ
f0023676_1929013.jpg

写真は、11月10日、12日に開催した、ポスターハリス・カンパニー代表 笹目浩之さんによるギャラリーツアーの様子です。
みなさん真剣にメモを取りながら聞いていらっしゃいました。

ポスターハリス・カンパニーは、ポスターを貼る、という言葉からつけられた社名です。
笹目さんは20歳の時、寺山追悼公演のスタッフになり、最初の仕事としてポスター貼りを手伝いました。見ず知らずの飲食店などに飛び込みで顔を出し、頭を下げてポスターを貼らせてもらったといいます。次第に依頼が増え、87年、株式会社ポスターハリス・カンパニーを設立しました。

貼り終わったポスターを大切に保存していくうち、その数は2万点を超えました。
(本展では、その中から厳選された100点を展示しています!)
現在笹目さんは、新国立劇場と提携して現代演劇のポスターを保存するプロジェクトに取り組み、演劇プロデューサーとしても活躍されています。

ポスターにはもちろん、それを保存し、公開する笹目さんにもドラマがあります。
会場内には、笹目さんについて書かれた記事や、笹目さんが書いた文章なども置いております。ご来場の際はぜひご覧下さい。

※トークの内容につきましては、後日お知らせいたします
[PR]
by artium | 2006-11-20 19:35 | アヴァンギャルド
レアモノ!寺山修司関連グッズ
f0023676_12514065.jpg
ショップにはたくさんの寺山修司関連グッズが並びます。
「ジャパン・アヴァンギャルド」期間中のみの限定発売です。
左の写真は、本展で展示している100点の傑作ポスターが収録された図録。
会場でご購入いただいた方にはもれなく、バックのポスター(B全サイズ)をプレゼント!
「もう持ってるけどポスターの為にもう1冊」という方もいらっしゃるほどの人気です。







f0023676_12515493.jpg青森県三沢市の寺山修司記念館でのみ販売している、限定グッズも入荷しています。
中でも注目は、寺山修司のお面!(写真中央)
寺山修司記念館では安定した人気を誇るロングセラー商品。大人数で被るとかなりの迫力です!

福岡で人気なのは、お面の周りにちりばめたピンバッチ。なんと!粟津潔と横尾忠則のデザインによるものです。

この機会を逃すと、青森まで行かないと手に入りません。皆さまどうぞお見逃しなく!
[PR]
by artium | 2006-11-16 13:43 | アヴァンギャルド
夜だけのワインサービス 引き続き実施中!
f0023676_18241026.jpg
ちょっとうれしい夕方6時以降のワインサービス。
本展では特別な椅子に座ってお楽しみいただけます。

会場内の椅子は60年代、実際に渋谷の劇場で使われていたもの。ワイン色のカバーの、懐かしい雰囲気の椅子です。
この色はあの美輪明宏さんが指定した色で、実際に美輪さんもこの椅子に座って演劇を鑑賞されたとか。

座るとほっとする、心地よい椅子です。
お家に帰る前やお出かけの前の、夕方のひとときをぜひアルティアムで。
[PR]
by artium | 2006-11-12 18:24 | アヴァンギャルド
ジャパン・アヴァンギャルド オープニングレセプション
9日の夕方からは、オープニングレセプションを開催しました。

演劇関係の方、アート関係の方、お芝居が好きな方、様々なお客様が来場され、それぞれ和やかに、時に熱くお話されていたのが印象的でした。

中には、「椅子に座って話していたら、あっという間に1時間たっていた!」というお客様も。
当時の演劇について、今の演劇について。
所属もジャンルも世代も越え、じっくりと語り合える場になったのではないかと思います。

f0023676_11573192.jpg

[PR]
by artium | 2006-11-11 12:07 | アヴァンギャルド
9日からは「ジャパン・アヴァンギャルド」!
期間中は様々なイベントを予定しておりますので、どなた様もお気軽にお越し下さい。
写真は、11日のギャラリートークショーに出演予定の及部克人デザインのポスター。

f0023676_10123419.jpg
★オープニングレセプション【入場無料】 
11月9日(木)18:00- ドリンクつき

★ギャラリートークショー【要入場券】
11月11日(土)15:00-17:00 
「アングラ演劇とポスター」
及部克人(武蔵野美術大学教授)
支那海 東(劇衆 上海素麺工場主宰)
笹目浩之(ポスターハリス・カンパニー代表)

★ギャラリーツアー【要入場券】
11月10日(金)19:00-
11月12日(日)14:00-  
「笹目浩之による、出品作品及びその時代背景についての解説」

←鐡假面(劇団状況劇場、1972)
デザイン・及部克人/画・合田佐和子
[PR]
by artium | 2006-11-05 10:25 | アヴァンギャルド
Upcoming Exhibition
ジャパン・アヴァンギャルド ‐アングラ演劇傑作ポスター展
2006.11.9(木)-12/3(日)
f0023676_18595268.jpg

この展覧会では、ポスターハリス・カンパニーが所蔵する2万点に及ぶ「現代演劇ポスターコレクション」から厳選された、アングラと呼ばれる小劇場演劇の傑作ポスター約100点を公開します。

幻の傑作
 これらのポスターは、現在美術的評価も高く、当時公演用に限られた数しか製作されなかったため、現存するのは僅か。本展は、貴重なポスターによって時代と文化を俯瞰する試みです。
 1960年~70年にかけて、演劇界では旧態然とした新劇とはまるで異質な世界を創造することを目指したアングラ演劇(小劇場運動)が勢いを持ち、寺山修司、唐十郎、鈴木忠志、佐藤信、串田和美、太田省吾らがそれまでにない実験的な舞台を繰り広げていました。
 この頃、舞台と相乗効果をもたらしたのが、状況劇場、天井桟敷、黒テント、自由劇場などの劇団の旗印として登場したポスターです。ある意味このポスターがアングラ演劇の先導的役割を果たし、時代を挑発し、現在はその象徴として存在します。

時代を切り開いたアーティストたち
 このアングラ演劇のポスターには、横尾忠則をはじめとして、粟津潔、赤瀬川原平、宇野亜喜良、金子國義、篠原勝之、平野甲賀、及部克人、及川正道、榎本了壱、花輪和一、林静一、合田佐和子、戸田ツトムなど、多くの一流アーティストがかかわりました。彼らの手によるポスターは、アングラ演劇の軌跡にとどまらず、単なる告知のポスターの枠を越え、日本の熱かった60年代から70年代を鋭く切り取り、そのポスター自体が発しているメッセージは時代を越え今も輝き続けています。
 まさに、1920年代の「ロシア・アヴァンギャルド」のポスターを凌駕する日本のポスターの傑作、「ジャパン・アヴァンギャルド」と言えるでしょう。

これだけの作品が一同に見られる絶好のチャンスです。
どうぞお見逃しなく!
[PR]
by artium | 2006-09-27 18:59 | アヴァンギャルド