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日替わり短編<金曜日の上映作品>

平日の夜7時からは、日替わりで短編作品をセレクトしています。曜日ごとに上映作品が異なり、1日に2〜3作品(計40分程度)を上映。月曜日は以下に紹介する2作品を上映します。平日の昼間に上映している短編ループとあわせて、ぜひご覧下さい。
●日替わり短編一覧 / (月) / (火) / (水) / (木) / (金)

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流れる川、落ちる花
タイ/2004年/30分/ドラマ

■受賞歴
・2004 Vijitmatra Award(Special Mention) :The 8th Thai Short Film & Video Festival
・2004 National Winner Kodak Film School Competition(Best Cinematography)
・2004 Young Thai Artist Award Grand Prize in Film Category
・2005 The 10th Hong Kong Independent Short Film & Video Award(Asian New Force programme)

■解説
かつての失恋に捕らわれてるゲイの青年クリットは、自分にとっての恋愛の真実を知るために、恋人のヴィンをパ・チャン滝の7段目まで連れていく。ヴィンとともに過ごし、愛を交わしたクリットは、相手を解き放ってこそヴィンを愛せることを知る…。『流れる川、落ちる花』は、”ニラード”というタイの伝統的な詩のスタイルを用いて仏教の哲学を描いており、主人公の感情が美しい映像を通じておだやかに伝わってくる。

■監督情報(監督名・監督プロフィール・監督作品履歴)
*監督名:アヌーチャ・ブーニャワタナ

*監督プロフィール:
1981年生まれ。タイの独立系映画の監督。チュラロンコン大学でコミュニケーションアート学科を優等賞で卒業した。『流れる川、落ちる花』はゲイのカップルのラブストーリーで、これまでタイのゲイ映画ではコミカルな役でしか登場しなかったゲイが、より現実的な異なった視点から描かれている。大学の卒業制作プロジェクトの一環として作られたこの作品は、学生の手によるものながら、観客と批評家の双方から好評を博した。タイ映画基金と芸術文化省が主催したタイ短編映画・ビデオ・フェスティバルで特別賞とコンペティション賞を受賞。さらに"若きタイ芸術家賞・映画部門グランプリ”も獲得。他にもいくつかの映画祭に出品されている。『流れる川、落ちる花』は、主役のクリットとヴィンがふたりの関係、愛や複雑な感情を探る姿をとおして、人生の現実を仏教的な哲学から描いた作品である。各地の映画祭で上映されると、監督は全国的な上映権を売るようにと持ち掛けられた。大々的なプロモーションは行われなかったものの、ゲイのコミュニティにはとても暖かく迎えられた。ゲイ雑誌のファッションエディターの経歴も持つブーニャワタナ監督の次作は長編映画。彼の作品のほとんどがゲイを題材に扱っている。

*作品履歴:
2005年 The Sun Lover
2005年 Boy’s Love
2004年 流れる川、落ちる花
2002年 The White Diary
2001年 Scarlet Desire

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タンポン・マニュアル
韓国/2001年/14分/実験

■解説
タンポンはなぜ生理の時だけしか使ってはいけないのか、という発想からこの映画は生まれた。女性たち(ことにレズビアン)の性的な欲望をテーマにしたこの楽しいファンタジーは、これまでの既成概念をユーモラスに問いなおす。映画は「タンポン・コンマ」と呼ばれる商品の取扱説明書の形をとり、タンポンの3つの機能――生理用、マスターベーション用、レズビアンのセックスツール用――を説明する。
監督のコメント
「一言でいえば、この『タンポン・マニュアル』はインディーズ映画としてもデジタル映画としても、それにクイア映画としても、ユニークな作品です。映画の構想は、私たちがタンポンと呼んでいる小さな用具から生まれました。作中の、生理用、マスターベーション用、レズビアンのセックスツール用として、真面目にタンポンの説明を講義しているシーンは笑わずにはいられません。歌って踊るタンポン人形が登場するミュージカル・シーンは、私たちの社会がセックスに対して持っている固定概念をユーモラスに笑い飛ばします。映画はテレビ通販の番組を思わせるでしょう。バカげた背景、タンポン人形、ストーリーラインのなさなどは、わざと入れたキッチュな要素なのです。それぞれの章は女性とレズビアンの女性への暖かい視点にあふれています。女性という大きな枠組みに収まるだけではなく、レズビアンの女性のアイデンティティについても語られます。この映画を見てショックを受けた人は、自分がどれだけセックスに関する社会的な偏見に染まっているか考えてみてください。」

■監督情報(監督名・監督プロフィール・監督作品履歴)
*監督:セロン・ソン

*監督プロフィール:
1977年、韓国生まれ。チョンガン大学映画研究科を卒業後、国立芸術大学の修士課程に在学中。

*作品履歴:
2005年 I’ll Get This Amount
2001年 タンポン・マニュアル
1996年 Loss


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by artium | 2007-05-14 12:12 | AQFF/アジアのクイア映画祭


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