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上映作品の紹介「錆びた缶空」
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AQFFセレクション
錆びた缶空
日本/1979年/59分/劇映画
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/cineymbw/page001.html

■解説
かの寺山修司さえをも唸らせた伝説の8ミリフィルム!
その“愛”と“破滅”。ただ残るのは、屈辱と頽廃…。ホモ・セクシュアルの三角関係を時に過激に、時に滑稽に描ききった異色作。本作は、日本映画界を震撼させた空前の衝撃作「追悼のざわめき」を手掛けた松井良彦のデビュー作であり、撮影に「逆噴射家族」の石井聰亙が担当をしているが、当時の石井のスピーディーなロックンロール・ムーヴィーとは異質な、重く切ない作品として仕上がる。ぴあ誌主催のオフシアター・フィルム・フェスティヴァル(現PFF)に入賞をし、一部に熱狂的なファンを持つ、いわば“カルト・ムーヴィー”の草分け的存在である。また、第二作「豚鶏心中」では「全身小説家」の原一男が撮影を担当した。

■監督情報(監督名・監督プロフィール・監督作品履歴)
*監督名:松井良彦

*監督プロフィール:
★スタッフとして
1956年に兵庫県西宮市に生まれる。1975年、映画製作集団 “狂映舎”の設立に参加。1979年、映画「狂い咲きサンダ‐ロード」(狂映舎+東映映画/石井聰亙監督作品)をはじめ、幾作もの石井聰亙作品のスタッフを務める。
★監督として
1979年、「錆びた缶空」で監督デビュー。1981年の第二作「豚鶏心中」では、在日韓国人の男女の愛と、差別による別れを鮮烈に描き、前作「錆びた缶空」で再会をした故・寺山修司の厚意もあり、天井桟敷館で長期ロードショーを果たした。撮影は、原一男。1988年の第三作「追悼のざわめき」は、脚本を読んだ故・寺山修司に「映画になったら事件だね」と言われるが、松井は強引にクランク・インをくだした。やはりロケ場所やキャスティングが難航をし、翌年夏にまで撮影を繰り越すが、1988年5月、今は無き中野武蔵野ホール(2004年5月8日閉館)にてロードショーを開始。同館開設以来の観客動員記録を打ち出した。不運なことは、数ヶ国の映画祭に出品が決定していたにもかかわらず、そのすべてで上映禁止となった。しかし、10年後の1998年、ドイツやデンマーク、ノルウェイの7都市で上映をされ、好評を博した。独立プロ映画としては珍しく、他の作品とともにすべて収益を上げている。1996年、松井は拠点を東京から京都に移す。

*作品履歴:
1988年 追悼のざわめき
1981年 豚鶏心中
1979年 錆びた缶空


◆「追悼のざわめき」福岡上映会のお知らせ
松井良彦監督の第三作「追悼のざわめき」が、9月2日に福岡で上映されます。松井
監督の貴重な作品を一挙に観られる機会はめったにありませんので、「錆びた缶空」
と合わせ、ぜひ足をお運び下さい!
「追悼のざわめき」福岡上映会【http://zawameki.sleeping-rachael.com/】


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by artium | 2007-05-13 01:11 | AQFF/アジアのクイア映画祭


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