会場の様子をいち早くお届けします!
『石田徹也展』 ギャラリートーク
開催中の『石田徹也展』、先日開催しましたギャラリートークの様子を何回かに分けてレポートします!

*ギャラリートーク
【日時】5月13日(日)11:00〜
【会場】三菱地所アルティアム(イムズ8F)
【話し手】堀切正人氏(2012年3月まで静岡県立美術館・上席学芸員を経て4月より常葉大学教育学部准教授に就任)

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▲「市場」(1999年)静岡県立美術館蔵 の前でお話しされる堀切氏

(以下は堀切氏のギャラリートークから一部抜粋・編集したものです)
美術館で学芸員を長くやっていまして、そちらで石田徹也さんの作品を扱うことになり、担当をしておりました。
石田徹也さんが生きている間、2、3回お会いしたことがありましたが、その時は立ち話程度で深いお付き合いはありませんでした。亡くなられた後にご遺族から展覧会をやれないかという相談を受けて、静岡で展覧会を開催しました。その後、作品21点を静岡県立美術館に寄贈していただいて調査や研究をさせてもらっています。

石田徹也さんは1973年に生まれ2005年に31才で亡くなられました。
作家さんによっては生きている間から評価される方もいれば死んでから評価される作家もいて、石田徹也さんも死んでから評価されているように思われている方が多いかもしれませんが、生きている間も結構活躍されている方で、いろんなコンクールで大賞をとったリしています。それで私も知っていました。若手の作家としては、結構名前が出ていた作家です。不幸にして踏み切り事故で亡くなられました。亡くなられた後にNHKの「新日曜美術館」で大々的に取り上げられて、一般的な知名度も出ましたが、取り上げられたのは亡くなった翌年2006年だったと思います。直後は画集がすごく売れたり社会的に話題になったりとブームになり、そのブームは一時的に終るのかとも思っていましたが、石田徹也のファンの方たちがずっといらっしゃって、一過性では終らなかったようです。それはやはり石田徹也さんの絵に力があるんだろうと思います。実は石田徹也さんの個展が西日本で開催されるのは今回が初めてです。こういう形でアルティアムで開催できて本当に良かったと思います。

1973年オイルショックの年に生まれています。そして大学を出る1994年ごろバブルがはじけました。世代的にはロストジェネレーションとか失われた10年の世代という就職氷河期に生きた作家です。オイルショック、高度成長期が終って日本の右肩上がりの成長が終ってバブルがはじけて狂乱的な時代があって暗い時代がありますが、そういう時代に活動しました。そういった時代背景を元にして考えると石田さんの作品が暗い感じにみえるというのもしょうがないのかなと頷ける所もあります。ただ暗いけれども暗いだけでは終らないものが、作品には含まれています。暗いけれども暗くない別の部分というのもご説明していけたらと思います。




次回は作品解説をご紹介します。楽しみにしていらしてください。


明日5月23日は石田徹也さんの命日です。ご冥福をお祈りしながら作品をご鑑賞していただければ嬉しいです。
会期は今週の日曜日(5/27)までとなります。代表作や大作を直接観ることができる貴重な機会をどうぞお見逃しないよう!

・・・・・information・・・・・
「石田徹也 展」 —今を生きる、僕らの姿
◆会期 開催中 ~ 5月27日(日)
◆入場料 一般400円、学生300円 
再入場可、高校生以下無料

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by artium | 2012-05-22 14:22 | 石田徹也展


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