写真は、松を高速回転させた作品《rolling》。
松を様々な規則の中にはめ込み、摩擦をおこすことで新たな表現を生み出そうとする《式》シリーズなど、植物の中でもとりわけ松を使った作品を多く発表している東さん。
《式》のコンセプトシートには、こう書かれています。
「松は植物の中で最も複雑な造形美と強い生命力を持ち合わせている
すなわち無限という存在の象徴である」。
松を回転させるというその発想も、愛してやまない松の新たな表現を模索し続ける東さんだから生まれたのかもしれません。
なぜ、松なのでしょう。
取材の席でそう聞かれた東さんは、これまで意識したことはなかったけれど、もしかしたら生まれ故郷である福岡県福津市で、幼い頃から見てきた松林の影響もあるのかもしれない、と語っていました。
5月8日からスタートする第4期では、東さんが故郷・福津市を訪れ、地元の自然やそこに住む人々とのふれあいを通して集めた植物を使った、最新作を展示する予定です。
どうぞご期待下さい!